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誰かの服を外に干す / Stockholm 2
2016
古着 クリップ 糸
私が一年間過ごしたスウェーデンのアパートは住宅地の中にあり、ジョギングをする若者や、散歩をする老夫婦が通る散歩道があった。日が短くなった初冬のある日、スウェーデンのフリーマーケット、ロッピスで購入した50着の古着をその散歩道に面した場所に干した。明るくなり始めた正午前から日が沈む16時頃まで、外に設置した古着たちは、みな同様に風に吹かれたり夕日の色に染まったりする。
子供用、女性用、男性用、サイズも色も形も様々な古着が一列に並んだ景色は、多くの移民が暮らすこの国の景色を想起させる。
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